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2006年4月20日 (木)

設計と言うこと

少し古い新聞情報だが、
 災害や防犯の情報を、IP伝送路で配信したら、とんでもない遅延を生じた。
と言う記事を見た。

昔から通信の仕事をしていた人間には常識である、蓄積交換による伝送と言うことが理解されていないから、このような事態が生じる。

現在は、便利な世界になり色々の手段を駆使すれば、簡単に求める機能を得ることが出来る。しかし、最悪時点での性能が確保できるかと言うと、簡単にOKとはならない。従来の社会インフラ機能は最悪条件での性能確保を考えて作っていた。その結果、通常ではオーバースペックとなり、コスト高となっていた。

このような、高信頼性かつ高コストを壊したのは、Windows95に始まるマイクロソフトの攻勢とYahoo ADSLの殴り込みである。どちらも、一部のバグや最悪時点の性能低下を許容しながら、平常時の使い勝手のトレードオフで勝ち残った。これを、導入しない場合の機会損失は、確かに大きかったと思う。

しかし、最悪時のインフラはしかるべき設計をしないといけない。このためには、物の実現のからくりを概略でも良いから理解し、危険を知っていないといけない。

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