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2007年2月19日 (月)

センサーネットワーク社会

 社団法人計測自動制御学会の『計測と制御 2007 2月号』は、
 『社会システムを支えるセンサーネットワーク技術』
の特集である。また、社団法人情報処理学会の2007/2月の学会誌が、
 『社会の未来を拓くネットワーク情報共有空間』
の特集であり、『センサはWebを超える』と言う記事もある。

 両者に共通しているのは、従来は、特定の目的のために『専用のセンサ』を設置し監視する社会であったが、今後は汎用のセンサが、インターネットに情報を供給する。その上で、情報を判断し加工することで、自分に必要な情報を抽出する社会になると言うことである。

 従来からセンサを遠隔監視するための通信線の利用は行われていた。それがIP電話のセンスで、インターネット上の1:1接続を利用して、遠隔監視をしている例も多くなっている。しかし、センサネットワークと言う発想は、根本的に異なっている。

 例えて言うならば、従来のプログラムに付属する個別データから、データーベースとして独立の存在に変わったのと同じ変化が、センサの世界で起こっている。各センサがIPアドレスを持ちSQLで検索できると言うことは、この辺の事情をよく示している。

このような独立系のセンサーが多数存在する世界では、
  「どの情報をどこから取り出し、どう加工するか。」
と考えるレベルが重要になり、従来のどのように実現するかと言う議論の前段階にも、重点がおかれるようになる。言い換えると工学の世界に、人文科学的・社会科学的な分野が加わるようになる。一つの例として、『計測と制御 2月号』では、センサーネットワークの要素技術として、無線通信や統計的手法などに加えて、民族誌学的手法による計測データの決定の項目について記述している。

 この変化は、今は小さいが、今後もっと大きな波になりそうな感じである。そのためにも、文系の手法を企業で実用化できるように、大学の経営学部等に頑張って欲しいものである。

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