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2008年8月 9日 (土)

図と絵の違い

 物事を考えるときに、絵や図に描いてみるとよく解かる。しかし、図と絵には大きな違いがある。図というものは、ある約束事で、描くもので本質的に抽象的なものである。一方、絵には、現実を写しているもので、読む人間の想像を引き出す。従って、図の場合の解釈は、あるルールに従うので、一意的に決まる。しかし、絵の場合には、読む人により解釈が異なる可能性がある。この場合、「何が正しい」と言い切るのは難しい。しかし、これから新しいことを創造する可能性がある。

 これと同じ議論が、『理念型』の使い方で出てくるように思う。日本人の場合は、教養が大衆化している。しかし、『天職』などと言う概念は、ヴェーバーは完全に抽象化した、『理念型』として議論している。これは、上記の図による議論である。しかしながら、日本人の読者には、多くは「自分の『天職』の絵」で議論することも少なくないように思う。

 単なる抽象的な図は、感情に訴えるものが弱いが、絵の場合には、感情まで繋がってくる。これが、「日本人の『空気』を醸成する力」ではと思う。また、絵の共用は一つの『暗黙知』として力を持つと思う。

 

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コメント

とても奥深い考えで、役に立ちました。しかし、図はこういうものだという内容が薄かったと感じます。できれば、それも教えていただきたいです。

コメントありがとうございます。確かに、「図」に関して議論することが大事と思います。これはプラトンまで遡る、西洋文明の記号化の流れがあると思いますので、ブログの記事としてじっくり議論させていただきます。

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