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2009年12月13日 (日)

今日の朝日新聞から就職について

 今日の朝日新聞を見ると、就職活動に関連した、2つの意見があった。その一つは、朝日求人の仕事力で、元吉本興業(株)の木村政雄氏の話で

 「肩書きに隠れない」ー人生の基本は個人名ー

と言うコラムである。
 このコラムは、

人間は無意識のうちに「肩書きに合わせた規格品」となり、その範囲内でしか仕事は出来なくなっている。しかし、仕事を頼む場合には、一つのジャンルで三番目以内に入っていない人間には声をかけない。そのため自分を差別化する、何者かを持たないといけない。そのためには自分を客観的に見ないといけない。 

と言っている。

 一方投書欄を見ると、大学2年の畝井淳美さんの

「就職氷河期乗り切る資格を」

と言う投稿があった。ここで、資格と言うものは、司法試験などの難関資格を除けば、単にある規格を、満たしていると言う情報である。

 この二つは、矛盾しているように見えるかもしれない。しかし、必要条件と十分条件と言う概念で整理すると、まったく矛盾していない。まず採用側の立場では、当然ながらあるレベルに達している人間しか、採用したくない。例えば、「努力などしたくない。約束が守れない。」と言う人間は、いくら人手不足でも、お断りである。このようなことがないと言う事で、必要条件をクリアしないといけない。そういう意味で、「資格取得にこれだけ勉強しました」と言うことは、努力の証になる。ただし、あまり低いレベルの資格を自慢すると、人間の器が小さいと見られるので、要注意である。企業の立場で、説明などで学校を訪問した時に、掲示板をチラッと見て、「ここの学校ではこの資格を推奨しているのか!」と言うのは、要チェック項目である。例えば、法学部のある大学で、『行政書士』奨励があれば、おやおやと思う。せめて『司法書士』と言って欲しい。

 さて、次に足切りである必要条件をクリアしたら、十分条件である。ここでは、ほかの人にない『個性』を十分発揮すべきである。ただし、「人の足を引っ張る個性」では、拒否されてしまう。
 よくある失敗は、欠点があるのに、『個性』だけ強調して、

   「自分を採用しない会社が悪い」

とおっしゃる立派な学生様である。このようにならないため、必要条件だけ先にクリアして欲しい。

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