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2012年1月13日 (金)

各人の奮励か、義務を果たすか

日本海海戦の時のZ旗は、

 

「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」
   

と言う意味がある。

それを遡ると、イギリスのネルソン提督が、1805年のトラファルガー海戦の時、

 「英国は各人がその義務を尽くすことを期待する」

という意味を込めて、  はじめて用いたといわれている。

 さてこの両者をみると、日本的管理の特徴がよく出ている。日本の場合には、各個人の能力を信じ、潜在力まで引き出してほしいという想いが良く伝わる文面である。一方英国の場合には、各人に対して、指示通りに動けという姿勢を示している。

 このように、各人能力に依存する日本式の管理は、日本海海戦では無事成果を出したが、第2次大戦時には、精神主義の無理をしめしている。一方、日露戦争においても、陸軍は中隊長・小隊長の指揮能力に依存し、兵隊の個人技より指揮官の力に依存していた。
 これは徴兵制の陸軍と、志願が原則の海軍の違いかもしれない。
 人間主義と機能主義に関する議論はもう一度よく考えてみたい。

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