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2012年7月 1日 (日)

工業化への過剰適応について

 昨日、元学校教師だった知り合いと話をした。そこで

「近頃の父兄は、自分の子供が他の子どもと同じことができないと、直ぐに苦情を言ってくる。」

と言う話が出た。
 これと関連して、昔自分が大学の初年で学んだ線形代数と、今の線形代数の教材を見比べてみた。現在の教科書などでは、2×2の行列で、色々な定義や扱いを学んでいる。固有値の意味で悩んだ昔の時間は、なんだったのかなと思う今である。
 このような動きは、メーカーに勤める人間にとっては、しっかり文書化し、説明していく仕事の教え方ともつながってくる。企業の訓練の発想では、マニュアルをしっかりして、規定の時間で作業者を訓練し、戦力化する。このために、標準的な人材像をしっかり把握し、ある程度の個人差を吸収できるように、能力的には余裕を持つ、低い目の人材にターゲットとして、標準訓練期間を設定している。
 しかし勉強の世界でこの発想は正しいのであろうか?学問には、色々なチャレンジ要素が必要である。このためには、個人差が当然出てくる。そして、個人の努力による、繰り返し訓練も必要である。このような側面を無視してしまったら、個人の力を引き出せず、国力の低下に結びついていると思う。

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