理論利用と図式の関係
理論を利用するときには、現実との折り合いをつけないといけない。
ここで思い出したが、杉田玄白たちが、オランダの医学書を手にしたとき、その図式が人間の実際の臓器と一致すると言うことで感心した、という話を思い出した。
しかし実際の人間の体は多様であり、教科書の図式通りに臓器があるわけではない。
あくまで教科書の図式は理想的なモノである。具体的な体と対峙した時、応用力を生かして見言い出すことが重要である。
江戸時代の漢方医の内臓図式より、オランダの医学書が、まだ対応が付けやすかったのであろう。
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