ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 自分の成長を振り返る | トップページ | 自分の成長を振り返る(実行方針) »

2012年12月 1日 (土)

ネットで探したことが直接使えることの弊害

 14年度春の就職予定者の就活が解禁となったが、ここで大学卒業の値打ちについて一度考えて見たい。私は、電気系の出身なので、電気の例で考えて見る。私たちが就職した、1970年代は、今のようなネット社会もなく、本ですら貴重品であった。大学の教科書も、今のように多様化していない。一方、入門的な本は、講談社のブルーバックスがあったぐらいである。また、当時は「日経エレクトロニクス」が発刊したばかりで、就職したばかりの人間には、幅広い情報を与えるものとして便利であった。
 このような状況では、教科書をかみ砕き、実用に合わせる作業を自力で行っていたので、まず一発では動かない。そこで現場で色々と苦労する。このような段階で技術を自分のものにする機会があった。またこのような経験をしたから、他人の設計に関しても理解する、技術的な体力を持っていたと思う。
 しかし、今の世は、Web上に情報があふれている。先ほどモータ制御の情報を探したら
http://edevice.fujitsu.com/jp/aplnote/ja-pdf/MB9B500-AN706-00032-1v0-J.pdf
にプログラム例まで親切に載っていた。
 しかも今の技術レベルからすれば、このプログラムで実際の制御もできるであろう。
 ただし、このプログラムを改修したり、雑音等でのトラブルが生じた時の対応は、原理を理解していないだけに、難しいものがあるのではないかと思う。
 特にこのような完成された知識の後ろには、電気や数学の多くの積み重ねがある。これを考えると、一度トラブルが発生した時に費やす時間は、今までの技術蓄積で個人差が大きくなる。特に、管理者が標準的に考える作業時間が、このような標準品の組み込みのみと考えてたら、うまく行くときはよいが、トラブル発生時に悲劇が生じる。
 このようなことを考えると、専門的な基礎知識の重要性をもう一度見直し、自分でモデル化する作業について考え直すべきではと思う。

« 自分の成長を振り返る | トップページ | 自分の成長を振り返る(実行方針) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 自分の成長を振り返る | トップページ | 自分の成長を振り返る(実行方針) »