ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 2013年を迎えて | トップページ | 尊敬について »

2013年1月 2日 (水)

2013年を迎えて(その2)

 これから大切なことを考えて見たが、色々の立場に対する思いやりが、一番と思う。さてこれで、思いついたのが今重くのしかかる中国との付き合いである。これを相手側の立場で考えて見た。
 まず、中国にとって尖閣問題は、対日よりも国内面子の問題である。さらに、アメリカを中心とした多様な外交問題の、一側面である。そこで時間軸を戻して、大きな流れを見てみよう。まず、中国は、フィリピンやベトナムなどとも領土問題を引き起こしている。特に、フィリピンはかなり頑強に中国と対抗している。フィリピンの後ろには、アメリカがいるのは間違いない。
 そしてこの流れの一環として、当時の石原都知事が訪米したタイミングで、
   「尖閣諸島を東京都で買う」
と発表した。中国政府はこれは、アメリカが一枚かんだ仕事と考えたであろう。つまり、

 「元植民地である『可愛いフィリピン』を中国がいじめている。石原さん一寸圧力をかけてくれ。」

と言うメッセージがアメリカから在ったと、感じたろう。この圧力を感じて中国の、対フィリピンへの圧力は少しは緩んでいる。つまり中国は、アメリカの動きに敏感に反応したのである。そして、御免をして、これ以上話を大きくしないように、日本の野田総理に働きかけた。

「尖閣の国有化はやめてくれ。」

と言うのが具体的なメッセージで、これ以上話を進めるなと言ったのである。特に、指導部交代時期に波風を立てるなと言う、メッセージである。

 しかし、これを理解できない、『善意の』野田内閣は、尖閣国有化を断行した。これは中国指導部にとっては、指導者交代時期に行う最大級の嫌がらせであった。もっと深めて中国側の読みでは、
 日本の指導者は、『民主主義に合わない』中国指導部の体制崩壊を狙っている。
とまで思い込んだかもしれない。ここまで考えると、中国政府の怒りもわからないことはない。

 善意をなさんとする頭の悪い人間よりは、悪意を持っているがまともな頭の人間がましである。こう考えると、中国が民主党政権を嫌い、安倍内閣に期待するのも納得する。

 相手の立場で考えると、色々なものが見えてくるのではなかろうか。

« 2013年を迎えて | トップページ | 尊敬について »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2013年を迎えて | トップページ | 尊敬について »