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2013年4月 9日 (火)

明治維新について

 NHKテレビの『八重の桜』を見ていると、明治維新の意味を考えてしまった。まず、長州藩の存在であるが、蛤御門の変の時期までは、原理主義のどうしようもない過激派である。しかも、自分勝手に天皇を動かそうとしていた。ある意味では、朝敵と言われても仕方ない勢力だと思う。しかし、見方を変えれば、当時の孝明天皇は、外国嫌いであり、攘夷の原理に関しては長州過激派に似たものがあったのも事実である。こう考えると、長州過激派にも少しは同情の余地もある。
 ただ、私見であるが、どうも長州の過激派は、太平記を読み過ぎたのではと思う。後醍醐天皇の行動を見れば、自分たちが御所を押さえれば、好きなように勅令を出すことができると言う発想に、繋がっても不思議はないように思う。これは、昭和の過激派青年将校にも同じような思い違いがあった。どちらも、天皇陛下はご自身で判断され、過激派の鎮圧につながっている。
 さて、この長州藩は、欧米との戦争を経験し、直ぐに反省して体制を変革した。このような柔軟性を見て、薩摩も手を結んだのではと思う。
 一方、幕府の方は、あいも変わらない旧体制のままの運営であった。いくら将軍が大政奉還をしても、政治運営の実務を幕府官僚が握ったままでは、改革など進まなかったと思う。そういう意味では、坂本竜馬の考えも、幕府の制度が残る形で骨抜きと言うか、実務が進まなくなった可能性が高い。当時の完成度の高い、官僚制度を壊すためにも、徳川幕府討伐は必要だったのではないかと思う。
 徳川将軍家より、幕府を動かしている実務体制を潰し、更地から官僚制度を作り直したのが明治維新ではないかと思う。こう考えると、首相を出す政党が変わる程度の政権交代では、今の日本が変わるのは難しいと思う。

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