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2013年6月27日 (木)

日本的長時間勤務について

 日本企業の長時間勤務に関しては、徐々に是正されていく流れとなっている。しかし、この長時間勤務の発生理由について、もう一度考えて見ると、面白いアイデアが出てきた。

 一つの仮説は、新入社員の長時間拘束は、価値観を変えさせる、いわば『洗脳的効果』を目的としたものである。この理由は、現在の学生の、コピペの蔓延などによる、自分で考えようとしない風潮、楽して成績だけ上げたいと言う風潮に対し、考え方を変えさせるために、仕事が終わるまで帰れないと、強制していくものである。
 私たちの時代は、大学で実験レポートを最後まで完成させるための徹夜など、多くの経験があった。最後まで仕上げる、しかも手書きで完成させると言う訓練があった。しかし、今の世の中コピーペーストになっている。この甘さに対策が必要と言う発想は解らなくもない。
 しかし、考え方を変えさせるなら、もう少ししっかりした方法論があってもよい。まず自分おオリジナルな考えを持つための手法を教え、考えることの重要性を教え、考えさせる。そして完成まで持っていかせる。このような経験が重要ではないかと思う。

 もう一つの仮説は、管理職の能力に関してである。日本的な経営の力は、現場での経験で身に着けた力を、活かすことにある。しかしながら、1970年代~80年代に管理職になった世代は、高度成長期の大量採用が、バブル期の組織拡大の結果として、「猫や杓子」でも課長となった例も少なからずある。
 彼らの組織は、拡大路線で、外注勢力などに仕事を多く頼む形態の運営であった。つまり、頭など使わずに、大きな声で命令だけしたらよかったのである。組織運営の合理化など、考えることではなかった。さらに、外注の請負化が進むと、外注の運営に口出しすることすらはばかられるようになった。
 このような、
    「運営合理化など考えないのが管理職である」
と言う風土ができてから、バブル崩壊を迎えた。この後の管理職は、利益のノルマで上位から追い詰められ、結局外注を切る、従業員の給与を抑圧する、と言う発想しか出なかった場合が多くなる。
 このような管理職の背中を見て育ったのが、現在の管理職ではないかと思う。確かのこの反例として、MBA等の知識を持った管理職も少なからず出た。
 しかし、日本的経営の利点である、
  「自分の体験に根をもつ改善の積み上げ」
を行う管理職が少ないと思うのは、私だけであろうか?

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