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2013年7月 3日 (水)

女性の働き方について(男社会への対応)

 ちくまプリマ―新書の「女子のキャリア:海老原嗣生著」を読んだ。女性のキャリアに関しては色々な本があるが、この本は著者が色々な立場の女性と話した結果を踏まえているだけに、読み応えがある。
 特に男社会の仕組みと、その中で生き残ってきた女性の働きについては、色々と参考になる。これから仕事に就こうとする人は、男女を問わず一度読んでおいたら良い本だと思う。
 さて、この本では『男世界』の中での女性の働き方について、色々アイデアを出している。このアイデアに、私が付け加えるとしたら、
 「男世界に飲み込まれなかった、男を味方につけろ。」
と言う方向がある。
 私自身、この本を読むまではっきり意識していなかったが、ある意味で男世界の外にいた人間である。私は、入社時から自宅通勤であり、酒が飲めなかったため、先輩との酒席での伝承もなかった。しかもマイクロプロセッサ導入と言う技術の変革期であり、今までの先輩の技術が通用しない世界を、一人で切り開くことが入社後10年程度の生活であった。これは、『男世界』の伝承の外にいる状態となった。その後、課長昇進時期に、一部上司からはばまれた。今にして思うと、『男世界の壁』であった。外見的には、
 「当時の課長を無能と言った罪」
で、総務部門への転出となった。総務部門では、本流でない技術スタッフと言う立ち位置で、またもや『男社会』から距離を置いた生活になった。その後、社内で担当業務はいろいろ変化した。今にして思えば、確かに先輩からの伝授を受けなかっただけ、損をした部分も多く在った。もう少し先輩からの伝授を上手く吸収していたら、もう少しラインでの出世の道を選ぶこともできたと思う。
 しかし、酒席などでの伝承を受けなっただけ、自力で理論化して身に着けたものも多く在った。この成果が晩年は実を結び、退職直前の課長経験や、出向転籍後の管理職としてのそれなりの成果につながったと思う。
 そして、最後の私の部下となったA子も、このような『男社会』から自由な上司の部下として、力を振ううことができた。
 このように、今出生している人にも、男でも『男世界』から自由な人間もいる。このような人を見出すのも一つの女性キャリアの道である。

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