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2013年8月16日 (金)

柔道について色々

 全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長(62)の後任として、新日鉄住金の宗岡正二会長兼最高経営責任者(67)の就任

このニュースを聞いて色々考えることがある。まず一つは、全柔連のトップに東大柔道部の出身者を迎えると言うことである。これは、講道館の一極支配が崩れる前兆であろうか。
 戦前の柔道界は、武徳会、高専柔道、そして講道館の3者の支配であり、「柔道=講道館」と言う図式は、戦後のGHQなどに対する、講道館の働きかけの結果である。確かに、軍国主義とつながる武徳会の方は、戦後体制ではつぶされても仕方ない。そして、GHQは武道を目の敵にしていたから、嘉納治五郎からの講道館のスポーツ面での貢献は、大きなものがあった。
 しかし、大学などで伝わる高専柔道が、講道館ルールで抑え込まれたのは、さびしいものである。その高専柔道が残っているのが、旧帝大の柔道部である。今回、東大柔道部の元主将を迎えた全柔連の動きに注目したい。
 なお、講道館と大学には、もう一つ別の観点で思い出したことがある。嘉納治五郎は、乱取を大幅に取り入れた指導を行った。この場合、型ではないので師側が弟子に負ける可能性もある。これは、現在の大学と実世界の接点で考えると、今までの大学の先生の多くは、学会の枠内での議論しかしていない。これが、実世界での活用と言う、『乱取』の世界に入れば、何度かは投げられて、恥をかく場面もあるかもしれない。しかしそれを乗り越えて、実世界でも生きる学問を示した時、昨日書いた大学生の実力向上にも役立つのではないかと思う。

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