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2013年8月15日 (木)

大学教育について

 「なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?」を読んだ。

 現状の理解として、就活者と学校教育、そして企業の体制における、「負のスパイラル」が発生していることは間違っていないと思う。
 しかし、大学特に文系学科の問題に関しては、もう一歩踏み込む必要があると思う。
 私の意見は、まず大学側が、大学で学んだことが使えることを示す、ことが重要だと思う。
 この一つの動きとして、東大が1990年ごろに出した『知の技法』シリーズを見直すべきだと思う。頭に上げた本でも、東大の考える力を評価する能力を、高く評価していた。この一つの要因として、知的スキルというものをしっかり教える、東大教養学部の力があると思う。

 もう一つ、別の切り口で、文系大学教育と就職に関する議論を試みてみたい。

 それは、戦後の日本の文系大学の多くに蔓延した、マルクス主義の弊害である。山本七平の著作で何度か書いてあるが、1980年代までの日本の教育は、文系ではマルクス主義全盛であった。これは経済学だけではない、歴史学などもそうである。つまり、日本の大学でまともに教育を受け、それを信じた人間を採用したら、

 「資本家の搾取はけしからん」

と会社をつぶす運動をするか、

「我々は、資本家側の勝ち組になったのだから、下請けなどをいじめて甘い汁を吸わないといけない。」

とふんぞり返って何もしない人間となる危険性があった。

 従って、

「大学では遊んでばかりいました。」

「大学の柔道部でいろいろ工夫して考えました。」

と言う学生が好ましく思えたのは、自然な動きだと思う。

 大学も、1990以降大きく変化している。これを企業側にしっかり見せ、昔は悪かったと反省することを一つの道ではなかろうか。

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