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2013年8月26日 (月)

男社会からの復讐

 女性が働きやすくする会社について、色々書いてみた。例えば
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-0cc0.html
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-0f01.html
を見て欲しい。すると今日の日経BP にも関連する記事が載っていた。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130819/252395/?n_cid=nbpnbo_mlp
確かに自分で会社を作った人の意見であり、説得力がある。
 しかしながら、少し気になる面もあるので書いておく。
 まず、南場氏が創業したDeNAは、今までないビジネスモデルを更地に作ったという点を考えないといけない。つまり、従来からの伝統などの蓄積効果が薄く、しがらみなども少ない会社にできた。さらにIT関連の技術が基盤にあるので、文書化も比較的進んでいた。このように、技術による「見える社会」を実現したことが、定時間内とそれ以外をきちんと切り分けて、家庭を大事にする人も働きやすい職場にできた一因である。
 この点について記者も南場氏も、自社の良いところが見えていないように思う。
 なお、南場氏はナニー(住み込みで子供を育てる人)が日本では機能しない点を指摘されている。これに関しては、前に書いた平等社会の記事をもう一度見て欲しい。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-0d3c.html

 話を戻して、伝統のある会社では、男社会のアフター5での伝承などが結構機能していることがある。このような、暗黙的な伝承を、できる限り『見える化』することが、家庭との両立を考えるときに重要である。

 さて、今まで書いていないが、もう一つ男社会の罠がある。それは、人事上のつながりである。従来の男社会人事は、社外も含めた繋がりで、推薦されたことも多い。このしがらみがまだ残っていることもある。特に、抜擢人事はトップが決めるので、これは完全な実力主義となることが多い。しかし、その足を引っ張る連中の結束は、時間外のゴルフや飲み会で行われることも少なくない。このような動きも、女性の登用時には考えておかないとお行けない。
 もっとも女性にも、トップにおねだりするのが上手な人もいる。そのような人が上司になったとき、部下が別の上司と話すことを極度に嫌う例もある。これは、自分の器でしか考えられないから、「部下も直訴する」と勘ぐっているからかもしれない。
 このような考え方の人間と闘うことが、本当の多様化した社員を生かす道だと思う。

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