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2013年10月30日 (水)

大卒者の離職率について

 今朝の朝日新聞を見たら、
 大卒の3割超、3年以内に退職 宿泊・飲食業は半数
と言う見出しが目についた。この報道は、業種別のデータもあり、ある程度は調べていると思う。しかし、このようなデータは、もう一歩踏み込むことで色々と活かすことができる。
 ここでは、2つほど切り口を考えて見よう。
 まず一番、離職率が高いのが、
  宿泊・飲食サービス 51.0%
である。この分野に関しては、今朝のNHKニュースでも取り上げていたが、長時間労働が問題と言う切り口であった。しかし、私はもう一歩別の切り口で考えて見た。まず、このような業種では、実経験が重視される。その観点でいえば、大卒より高卒、高卒より中卒が有利なはずである。20歳を超えて、手先の訓練をもう一度行うのは、かなり難しいものがある。この厳しさに耐えるかという問題がある。
 今度は逆の観点で考えて見よう。大卒だから、総合職として、採用されたとする。総合職の給与は、一般職や、パートタイマーより、多い場合が多い。この給与差に対応した、成果を示せるかと言う話である。これが、できていない場合、周囲の厳しい目に耐えられずに、退職と言うケースもあると思う。
 この件に関しては、大学教育なども含めて、当人の能力開発に大きな問題があると思う。私の経験した、ある総合職の新人との対話である。
 「貴女は総合職であり、それだけの力を示さないといけない。」
 「今は、とにかく指示されたことをやるのが、精いっぱいです。」
 「言われたことを、まじめに実行するのはそれでよい。
  しかし、付加価値をつけることを常に考えなさい。」
 「・・・?」
 「例えば、調理場の実習に出たでしょう。そこで、下膳や洗いの
  手伝いをしましたね。」
 「はい。」
 「そこで何を考えましたか?」
 「仕事が大変だと思いました。」
 「それも一つの切り口です。大変な仕事は、どうすれば合理化できるか?
  これを常に考えるのも総合職の仕事です。もう一つ、大切なことがあります。
  残り物をきちんと見ることですね。職場により、残物状況、つまり無駄の
  状況を把握する。そこからなぜを考える。そして改善を考える。これが
  総合職の付加価値と思います。」
 「解りました、今後不採算部門のゴミ捨てなどに参加したいと思います。」
このような議論をできるレベルであれば、総合職の値打ちとやりがいも見出せるであろう。
(続く)

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