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2013年11月29日 (金)

この国の問題点(続き その2)

 先日書いた、この国の問題点に関して、今日の日経BP のHPに2つ関連記事が出た。これについて少し書いてみる。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131127/256389/
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131126/256373/
 一つ目の記事は、弁護士の問題、二つ目の記事は民間シンクタンクの問題である。どちらも政府の外に在って、政治的なものに意見を言う立場の人材を育て、プールしておく仕組みである。まず民間シンクタンクの問題に関しては、大学がそのような機能を果たすべきであったのではとも思う。現実に、前の防衛大臣のように、大学から大臣と言うルートが、少しではあるが存在した。
 ただし、ここで弊ブログの前の記事にもあるが、吉田茂たちの仕掛けが、悪影響を示しているように思う。戦後体制で日本の大学における文系の学問は、多くはマルクス主義の影響を受けていた。
  経済はマル経は当然としても、歴史はマルクス史観、政治もマルクス主義・・・
これに対して、山本七平氏が、色々痛烈に皮肉っている。文春文庫の「「常識」の落とし穴」のp124~p125に、如何に当時(1989年)の大学が、マルクス主義的であったかが書かれている。
 さて、ここで経済界の対応はどうしたか。当然のことではあるが、大学教育を無視した採用である。つまり、現在の文系の院生の就活難は、ここに一つの原因がある。なお、ここで山本七平氏の慧眼は、韓国の日本に対する反応を指摘している。

韓国人はまじめだから、本気で日本の全教科書を調べ上げ、今度はなぜ日本はマルクス主義教育をしているのかと抗議してくるかもしれない

この件に関しては、別途議論したいが、当時の日韓の力関係では、韓国はここまで講義できなかったと思う。(経済援助の関係)その代り、日本の言論を締め出すようにした。つまり反日教育の一つの原因だと思う。

 話を戻し、なぜ日本の大学が、マルクス化したかは、一つの理由は、上記吉田茂の対米政策の結果だと思う。つまり、アメリカに対し、日本に実利を与えないと、共産化するというプレッシャーである。

 ただもう一つは、大学側にも原因があったように思う。戦後の大学の幹部には、少なからず戦争に協力した人がいた。彼らは、戦争協力者としての追及を逃れるため、できるだけ、現実から離れた科学的議論に逃げ込んだのである。ここで、マルクス的な一見科学的な手法は、効果があったと思う。

 なお弁護士に関しては、もう一つ別の項で書くが、お上便りでなく、裁判で決める流れを政治が嫌ったのではないかと言うことを指摘しておく。

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