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2013年11月17日 (日)

企業における人治と法治

 会社でもリーダーシップの重要性はよく議論されている。政治の場合と異なり、会社では鈴木会長でも明らかなように、ワンマン経営も可能である。従って個人の能力があれば、全てが個人の判断で動くことも可能である。この場合、会社の蓄積は個人の頭の中にある、という図式になる。これを野中郁次郎は暗黙知と言っている。

 一方、このような伝承を出来るだけ文書化、規則化する動きもある。これは、政治の場合では法治主義の発想である。法治主義の場合には、規則を実行に移す、有能な官僚の存在が必要である。トヨタの経営方針を、「進化する官僚主義」と表現した人がいるが、本質をついていると思う。

 日本の場合は、従来はどうも、人間関係が親子関係的になり、リーダー頼りのパターンが多くなっていた。ただ現在は、勤務者の多様化や、一般社員の力の向上などを踏まえて、文書化による法治的支配に向かうように思う。

 なお、開発などの新規性の高い事柄については、一部の先駆的な人間しか、理解できないことがある。これを実行する場合には、スズキのように、ワンマン経営者の決断によるのが、従来の形であったと思う。これを、明示化することは、難しいと思ったが、ファーストりてーリングの柳井会長の、失敗論に一つのヒントがあった。

 つまり、色々なことを試行錯誤し、失敗ならすぐに撤退する。このような風土なら、成功失敗が明らかになり、個人の判断に頼らない経営も可能だと思う。こうして、法治主義が行きわたれば、本当のグローバル企業に脱皮することも可能だと思う。

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