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2013年12月 3日 (火)

売り手市場の就活

 昨日テレビのニュースを見ていたら、ある大学関係者が、就活の問題を、すべて企業側の問題のように言っていた。この発想はおかしいと思う。就職が売り手市場になれば、就活の時期など学校側が決めればよい。なぜこのように発想が出てこないのだろうか?
 例えば、技術系の大学生など、まだ職種を選べば、人手不足な分野は少なからずある。例えば、現在の多くの機械はマイコン組込みのディジタル化している。しかし、基本回路はアナログである。これを考えると、電子系の回路の基礎が判る人間は、まだまだ必要である。さらに電気自動車と言うことを考えれば、強電系のモーター制御の技術が判る、組込みソフトなどまだまだ人手不足である。
 さて、ここでもう一つ大切な問題がある。実は組み込みソフトの開発に関して、一部の評判では、「ブラック企業」と書かれることは、少なくないのである。この「ブラック企業論」に関して、理由をしっかり考えないといけない。先ほども言ったように、組込みソフトの制御対象は、電気回路や機械である。それらを、多くは行列計算で表現している。しかも親切にも、模範プログラムも今の技術蓄積として存在することも少なくない。しかしながら、現実の物作りでは、使用状況に合わせてこのプログラムを変更しないといけない。ここで改修箇所は、ほんの少しである。但し、その改修には、プログラム自体の理解から、制御対象の理解まで必要なことがある。
 そこで、電気の基礎も知らない人間が、この問題に向かえば、いくら時間があっても足りなくなる。一方、解っている人間は、数時間で仕事が終わるので、標準作業は短い時間の設定となる。こうして、ついていけなくなってリタイヤする人間が出てくる。
 ただし、ここでもう一つ、大学側に苦言を呈するのは、例えば工学部の電気系の出身者でも、クラーク座標の扱いについて、知っている人間がどれほどいるかと言うことである。正直私も電気系の出身(正確には通信)だが、クラーク座標は名前だけしか知らなかった。しかし、某社のモーター制御の模範プログラムには、一度クラーク座標に変換して処理している。しかもそれを、クラーク座標と書いていない。
 それでも、電気の出身者でしっかりした者なら、クラーク座標と検討をつけ、ネット上などで調べ、プログラムの意味を深く理解できるであろう。彼らにとって、組込みソフトの会社は、もはやブラックではなくなると思う。このように、本当に売れる学生を、作るのが就活問題の解決ではないかと思う。

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