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2014年1月10日 (金)

違いが判る(尊敬の条件)

 先日から、数学基礎論の本を読み直している。恥ずかしながら、今までの浅い理解を、思い知らされる気づきが色々とある。しかし、逆に言えば、今までの勉強でも、数学についてわかった気になっていた、ことにもっと考えることがあると思う。例えば、集合論と言う分野がある。これは、今では小学校や中学の時代から、集合についてANDやORの求め方と言う話で習う。私も大学時代に理解したのは、この程度であった。
 しかし、実際に『集合論』を学ぶと、これは無限大のきちんとした思考の道具である。そこでもう少し考えると、『数』というものの構造についても、もっと深く理解しないと、数学を解ったことにはならない。これは、無限大や無限小と言う、普通の人間は気にしないでよい、細部の厳密化へのこだわりと、言えるかもしれない。しかし、数学を本当にやったというならば、このような細部へのこだわりが理解できないといけない。
 私が経験したことでも、製品としてプログラムを作る場合には、異常な条件の細部までこだわって仕上げたものである。

 「並みの人間が作っても90%程度は動く。しかし残りの細部を仕上げるのが製品である。」

これは、特に組込みソフトなどを作る時には、肝に銘じておかないといけない。
 このような、細部へのこだわりと言うか、力の入り方を理解できないと、技術者として大成できない。

 さて、この話は、事務屋の世界でも、同じようなことがあるのではと思った。前にも書いたが、行政官僚の調整と言うのは、私たちが理解しているよりはるかに広く考えているらしい。このような、広くしかも専門家の深い意見をまとめる能力は、現在の企業の総合職や管理職にとっては、非常に大切なものだと思う。
 しかしながら、その深みのある仕事を、解っていない人間が多いのではないかと思う。時々「単なる調整」と表現を目にする。このような、本当に深みと広さのある調整と、単に足して2で割る調整とは、大きな違いがあると思う。
 そして、このような検討の大切さを、一般に周知することで、そのような仕事に対する尊敬が生まれると思う。またそれを求める人が増えれば、この国の底力が増えると思う。

 このような検討を、厚生労働省あたりで、高学歴就活失敗の予防対策として、検討願えないだろうか。このブログにも、時々厚生労働省から、アクセスが入っているようなので、ダメもとで書いた見た。
 検索トップが、「小野寺徳子 企画官」となっていたので、思い切って書いてみた。

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