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2014年3月16日 (日)

コピペ問題再論

 小保方さんに関して、博士論文でもコピペと追及する向きがある。私は前にも書いたが、博士論文の価値は、本人が見出した「新規」なものにあるのであって、従来研究状況などは、コピーでも構わないと考えている。確かに、著作者に対する敬意を払う、引用マナーは大切であるが、論文の一番の価値は新規性にある。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-8e80.html
 さてここで、学校一般でのコピペ問題に少し話を広げてみたい。
 これについても前に少し書いている。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-8faf.html
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post_12cd.html
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-cec9.html
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-bb19.html

 今回議論したいのは、まずレポートとしての課題に対して、なぜコピペがいけないかという点に関してである。私は、レポートの意義が、しっかり学生に伝わっていないから、この議論ができなくなっていると、考えている。一般にレポートとしては、現状を調査するだけの場合と、調査者の意見を加える場合がある。学校のレポートでは、教科書等の内容に関して、受講者が理解したことを表示する手段としてのレポートか、それに自分の意見を加えるレポートかでである。
 理解したと言うことに関しても、色々なレベルがある。最低限その本を読んで、抜書きしたというだけで、許す場合がある。これを、コピペならば、何も見ていないから許すことはできない。一方、その本の内容を要約する、この場合に取捨選択という作業が入るなら、それは価値観を自分で持ってやるなら、元の情報をコピーし、削除するなどの作業を行ったと言うことで、付加価値は認めることができる。また、ネット上の意見などを、コピペする場合でも、自分の価値観で、このページを引用するのはある程度認められると考える。
 更に、自分の考えを付加することが必須という場合がある。例えば、「考察」を義務付けられている場合である。この場合には、引用元をしっかり書いていれば、調査段階の情報は、コピペでも 許される場合もある。しかし、最後の考察に関しては、自分がどのような根拠で考えたか、どういう推論過程を経て、どのような結論となったか、しっかり書かないといけない。
 このように考えていくと、コピペがどこまで許されるか、一つの線が見えてくる。

 ただし根本問題は、学校教育において、学生に対して、この講義ではどのような力をつけさせる。そのためには、学生は何をしないといけないのか?これが納得できていないのではないかと考える。

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