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2014年4月19日 (土)

部下の失敗に対する言い方(笹井・若山比較)

 昨日も書いたが、理研の笹井副センター長の会見は、それなりの効果があったと思う。また、小保方晴子さんも、一応は納得したと思う。
 一方、山梨大学の若山照彦教授の言動には、小保方さんも反発を覚えたと思う。
 この二人の姿勢は、トラブル発生時の上司の行動として、一般的に通じるものがある。
 まず、若山教授の行動は、インターネット上で、STAP論文に関する種々の追求が、行われた結果、

問題をめぐり、共著者の若山照彦山梨大教授は3月10日に「データを信用できなくなった」として共著者全員に論文撤回を提案した。

という行動に出た。ここで、彼の言っていることは、小保方さんに渡された

「マウスがすりかえられた可能性が高い。」

しかも、含みとしてES細胞の含まれているマウスの可能性があるという、小保方氏の故意の犯行を匂わせる表現であった。

 一方、笹井氏の説明は、4/16と言う時間差はあるが、冷静に小保方氏に対して、欠点をしっかり認める立場を維持しながらも、肝心の

「STAP細胞存在の可能性は高い」

と言う一点は、守り通した。この裏側には、小保方さんの「捏造疑惑」に対する、反論も含まれている。また、返す刀で、若山教授に対して、

「貴方の指導期間が長いのに責任は?」

と斬りつけている。

 確かに、若山教授は科学に対して、誠実に論文の撤回を申し立てたのだろう。しかし、例えば、残っているSTAP細胞のDNAを調べ直す等々の追試などで、もう少しこの研究を助ける言い方ができなかっただろうか?
 一方的に、「信頼できない」とだけ言われれば、色々な言いかえしを受ける。

 管理職にとって、部下がトラブルを起こしたとき、
   「部下に騙された」
と思って、短絡的に行動すると、傷口を広げることが多い。どういう形で修復できるか、考えることが重要である。この観点では、笹井説明は、とりあえず
   「STAP細胞は有力仮説」
という最低防衛線まで押し戻したと評価できると思う。
 部下を信じない上司は、結局どこかで退場させられる。

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