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2014年5月13日 (火)

研究におけるマネージメント(ノート作成まで教えるか)

 前にも書いたが、『ノート』には、二つ以上の側面がある。一つは、今回も色々と取り上げられている、『実験ノート』等の、報告書としても意味合いを持つ物である。私はこれは、『実験日報』などの名称にした方がすっきりすると思う。この場合には、書き込みなどをしないようにし、消せないボールペンや、インクでの記述が必須になる。修正する場合も、元の文字が判るように、二重線等での修正が必要である。後からの書き加えや修正を疑われてはいけない。
 一方、発想を育てるためのノートもある。これは自分の感想も含めて記述するものであり、後で読み返して、書き加える使い方もある。この部分は、自分の感性を高めるために自由な記述が望ましい。それこそ、ハートマークでもよい。
 また、ノートには、教育用のノートがある。これは、人に教える、特に多数の受講者向けに講義した経験があるとよく解るのだが、他人の書いた教科書は教えにくい。また自分の書いた資料でも一年前のものは、もう話が合わないものが出てくる。このような時、自分尾で講義用のノートをまとめることは、話の整理として効果的である。特に見開きの2ページに、必要なモノを配置するスキルは、理解を助けるために有効である。このノートは、見易さ、美しさも重要な要素である。従って、消しゴムなどの修正も、適宜行う必要がある。さらに、自分自身で新しい分野を切り開くときには、適宜論文や解説記事を切り貼りして、自分用の「講義ノート」を作ることも有効な学習手段である。
 ノート作成と言っても、このような多くの側面がある。
 このような位置づけを、きちんと教えていく。これは教育の問題と取るべきか、研究者のマネージメントの問題と取るべきか、大きな問題である。私は、企業に居たので、新入社員には、ノートの取り方と報告書の書き方は、しつこいぐらいに教えた。これは、ある意味大学および大学院までの学校教育を無視した、失礼な行動かもしれない。しかし実際ここまでやる必要があったと思う。
 山中教授の発言でもあったが、『若い未熟な研究者を育てる』これが、研究のマネージメントの一つの役割だと思う。

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