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2014年5月12日 (月)

いわゆる「実験ノート」に関して

 先日、小保方さんの弁護士が、小保方さんの「実験ノート」と称するものの一部を公開した。これは、直接現物を見たわけではなく、メディア情報を見ているので、少しは偏見があるかもしれないが、ずっこけたというのが正直なところである。
 確かに、新発見の感動などは伝わってくる。しかし、科学の世界では証拠主義であり、厳密な記述が要求されている。例えば、私が昔学生時代に渡された、実験指導書には以下のような記述がある。

学生実験に関する注意事項から
4.実験室へは、ノート、グラフ用紙、計算尺、トレーシングペーパー、筆記具などを携行し、実験中に各自が分担してデータ―をグラフにプロットするなど、絶えずデータ―を検討しながら実験すること。
5.実験ノートには、実験題目、実験日時、天候、気温(湿度、気圧)実験回路図(回路定数)、実験器具などの実験条件をもれなく記入しておくこと。

このような、基礎的な注意事項が、守られていないものを、ノートとして公開するのは、ますます攻撃題材を与えるだけだと思う。悲しいことだが、研究者の一つの条件において、小保方さんが合格しているとは言い難い。一番大事なことは、このノートに関して、恥じている雰囲気が伝わっていないことである。研究者としての価値観を共有できていないことが、一つの問題点である。

 しかしながら、天文学者が、
   「子供が発見したから、あの彗星はなかった」
と、言ったり、考古学者が
   「子供の発見した壁画は研究にあたいしない」
等と言ったら、今の教科書はだいぶ違った形になるだろう。

 小保方さんが、反撃するなら、理研にたいして、公開実験を申し入れた方がよいと思う。笹井副センター長が、指摘しているように、小保方さんの個人技はある。しかしこれを公開することで、少なくともSTAP細胞の存在可能性に関しては、一歩進むであろう。
 文部科学大臣あたりの、ご鳳声で、

   

「理研で再現実験を、小保方さんを加えて行え。状況は公開しろ。」

を賜れば、事態は改善するのではないかと思う。

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