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2014年6月27日 (金)

研究者の事務処理能力

 今朝もInoue氏から、興味深いコメントを頂いた。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-ba97.html?cid=108078662#comment-108078662
 小保方さんの育ち方に関しては、論文作成の基本的なところで、不十分なところがあったのは間違いないだろう。そしてそのような育成は、今の日本では徒弟制度的にOJTで行われることが多い。この理由として、日本の場合には一般教養の教育が弱く、特に科学哲学者の一般教育への貢献が弱い点が、一つの原因にあると思う。
 たしかに先輩後輩のOJTでは、密に伝承ができるので、身につくものは多い。しかしながら、先輩レベルの縮小再生産である後輩が生まれる危険性がある。小保方氏は、独創的な人材であり、このような先輩後輩の枠にはまらない可能性が大きい。

 さて、Inoue氏の指摘で、私も再発見したのは、研究者が、行政などの申請資料を書くことの意味である。科研費の申請などを書くことで、自分の研究の意味などをきちんと説明することができる。実は、私も昔大学にいた時、研究室の教授の科研費申請の大騒動を見ている。これに、多くの院生が巻き込まれていたが、ある意味これも貴重な経験だったと、今にして思う。このような申請書作成等、研究者にとっての雑用と思うことが、本当なその人を育てると言うこともある。
 もうひとつInoue氏の指摘のHP、
  http://www.waseda.jp/rps/ura/news/siryou/ura_booklet.pdf
に関しては、登場人物が意味深すぎて笑ってしまう。
 基調の発表が、理研で、早稲田大学のHPで、早稲田の先生も発表、これはある種のブラックジョークでもある。但し、小保方さんの一つの悲劇は、このような研究管理と言うことを全く知らない立場で、ユニットリーダーとして、多くの事務処理に巻き込まれ、パニック状態になったのは、容易に推察できる。一つ前に学校の先生の多忙の話を書いたが、文部科学省の発想の、『大学卒業で一人前』は、もう限界ではないかと思う。

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コメント

ブラックジョークの件は紹介するのに、どれが一番受けがいいかの基準で探しました。
今日、今週発売の雑誌版の日経ビジネスの記事をチェックしていたところ、小保方氏を巡る問題についての連載が今週発売号から始まりました。
有料ですが、電子版としては
http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20140624/267450
です。
まだ連載一回目ですが、
今までの議論を踏まえた記事ですし、
恐らくは記事の読み取り方としては、
①研究の位置付けや論文作成手法をどの様に指導し、受け手側をどう納得させるか?
②自主性に任せた研究(考え方によっては、放置主義)
③事が上手く運ぶ時や運ばない時は、どの様な行動をとられる方なのか?
(没頭、回避行動、突拍子もない行動等々)
④指導者に関して愛嬌、権威、責任の受け止め方
ですし、今後連載が進むにつれて、シュミレーションや別の考え方として、以前行われいた交流分析の発想で採り上げていくのも手かもしれません。
記事を一読し、考え方のヒントとしていただければありがたいです。

何時もありがとうございます。
一度読んでみます。
コピペ問題の追及が講談社から出ていれば、これもジョークですが・・・

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