ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 学問的知識を仕事の上で生かす方法 | トップページ | STAP細胞に関して(近頃の報道を見て) »

2014年6月16日 (月)

使える知識と深み

 昨日は、知識を仕事の上で生かすことについて少し書いてみた。偶然、今日の日経BPのHPに関連する記事があったので、もう少し議論を進めたい。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140611/266701/
 これは、連載記事の1回目だけだから、私の誤解があるかもしれないが、この記事の問題提起は、
 「知識豊富な高学歴者でも、『深みのある話』ができない。」
と言う現象に関するものである。確かに、このような現象は存在する。私も、若いときには、理屈もっともと言う議論をして、会社で迷惑をかけたものである。
 しかしながら、『深みのある話』はどのようにしたら、できるのであろうか。この答えがないと、評論家的態度になっている、年寄りのいじめになってしまう。
 私の答えは、
   『理論的知識を現実の具体例で検証する』
ことで、知識の上滑りが無くなり、深みができてくると思う。一般意味論で言う、一度抽象の梯子を下りて、具体例で検証するという作業である。一般システム思考では、応用例と失敗例の両方を提示できなければ、その理論を適用してはいけないという。このような、実現性と理論の両面がかみ合うことで、異見の深みが出るのである。
 さて、ここで最初の記事に戻るが、『若手の意見に深みがない』のは、経験不足からある意味当然のことである。そして、年長者の役割は、それに対して経験的なものを提示して、理論と現実のつなぎをつけ、膨らませることで、深みをつけるように育てることである。理論的知識は、一つの切り口であり、それをヒントに経験等で膨らませることで、本物の計画に育っていくのである。
 このような育てる意識が無くなっていると、組織は衰退すると思う。
 ただし、若手の方にも、謙虚に先輩の経験を聞き吸収する力が必要である。
 これがないほうが問題かもしれない。

 小保方さんの問題についても、もう少し先輩研究者が、助けていたらあのような状況にはならなかったと思う。例えば、秘書的な立場で、データ整理など事務処理を手伝わす人を雇うなどは、考えるべきであったと思う。論文と特許を同時に書けなどと言うときに、せめて特許作成の補助をしっかりする。実験材料の購入や管理を専任の人を当てて対応させるなど、チーム的に支援する方法はいくらでもあったと思う。

« 学問的知識を仕事の上で生かす方法 | トップページ | STAP細胞に関して(近頃の報道を見て) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 使える知識と深み:

« 学問的知識を仕事の上で生かす方法 | トップページ | STAP細胞に関して(近頃の報道を見て) »