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2014年6月 3日 (火)

官僚の立場について

 先日、ニュースで、厚生労働省の女性官僚6人が、「質問通告を早く」と言うことで自民党に申し入れた、と言う記事を見た。例えば以下の記事。
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140530-00000051-nnn-pol
 これを見て、私も子育て中の部下など持った身としては、国会議員のような、
   「お客様の急な要望のための残業」
という事態は、できるだけ少ない方がよいと思う。

 しかし、これを申し入れたのが、厚生労働省のキャリア官僚と言うことで、少し違和感を感じた。この問題を、自分達の生活だけの問題として考えてよいのかと言う疑問である。私たち、下々の人間は、厚生労働省の『ご指導』を頂き、できるだけ深夜残業などは、しないようにしている。厚生労働省と関係の深い、労働基準局の『ご指導』などで、油を搾られるのは、中堅管理職から企業のトップまでいろいろある。そのような管理職は、必死になって、自分達ができることで、残業時間の削減、特に深夜残業の回避を試みている。但し、お客様の必要には、最大限にこたえるという、前提条件付きである。

 実は、私は雇用機会均等法前に、女性技術者の部下を持って、ソフトウエアの開発業務を行っていた。その場合に、トラブル対応は、待ったなしのこともある。しかしながら、当時の法律では、女性の深夜残業は、禁止である。そのために私の出した答えは、ソフトウエアの標準化の徹底と、プログラムリストレビューの徹底であった。つまり他人のプログラムでも、フォローできる体制をつくったのである。このような、まず自分でできる対策をする。その後、外への申し入れではないかと思う。当時、もし私が、労働基準局に呼び出されたら、

「女性の深夜残業を避けるために、お前は何をしたか」

と厳しく追及されたと思う。厚生労働省には、労働基準局のご指導は、どうなっているのか、少し思ってしまった。

 ここで、この問題をもうひとひねりしてみたい。このような現象の、真因は何であろうか。一言で言えば、
   「国会議員たる者、自分の力で答弁できないのはおかしい」
となる。この問題には、野党の「重箱の隅をほじくり、揚げ足取りに終始する」質問にも問題がある。しかしながら、官僚の側にも、
   「自分たちの言ううとおりに答弁する国会議員が望ましい」
と言う発想がるのではないか。どこかで堺屋太一氏が

「官僚は国民が貧乏な方が望ましい。政策で施しができるから。」

と言う趣旨の発言をしたように思う。私はこれをもじって、

「官僚は政治家が無知な方が望ましい。答弁を教えることができるから。」

と言ってみたい。
 これを考えると、厚生労働省のキャリア官僚の申し入れに関しては、何かピントが外れているように思う。

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