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2014年7月 9日 (水)

広い視野で考える(コピペ問題を例として その2)

 昨日はコピペ問題に関して、大学と文部科学省だけの問題ではないと、産業の活力や、個人のメンタルヘルスの問題に関して指摘した。
 さて、この問題にはもう一つの切り口がある。コピペをする学生に関して、時間軸で考えて見よう。この問題は、文部科学省の傘下で収まる範囲である。(塾は経済産業省だが)
 小学校から高校までの授業で、コピペ問題に関して、二つの論点がある。一つは、正解に合わせろという教育しかせず、自分の考えを育てていないという問題である。もう一つは、文章作成などの、スキル訓練不足である。
 一つ目の、自分の考えではなく、正解に合わせる指導は、どこかで正解を探せという発想につながる。しかも現在のインターネット環境では、色々なところに正解らしきものがうごめいている。そしてそれを探す道具も存在する。このようにして探したモノは、そのまま貼り付けることができる、PC上の文書作成環境にある。このようなコピペ推奨環境にあることを認識した上で、きちんと議論しないといけない。
 ただし、上記観点での議論は、既にあるようなので、もう一つのスキル訓練と言う観点で、議論をしてみたいと思う。自分自身の経験で思うのだが、会社生活を続けていると、文章を書くことが苦にならなくなる。文書作成の繰り返しで、スキルが身についているのである。このブログを書くのもそれほどの時間は、必要としていない。
 さてこれが、大学卒業後の自分だったらどうであろう。確かに当時1970年代は、全て手書きであり、それだけでも大きなハンディがあった。しかしそれを考慮しても、文章作成に大きな時間がかかったと思う。これは、小学校~高校の教育で、あまり文書作成スキルの訓練がされていなかったからと思う。作文として原稿用紙数枚を、夏休みの宿題で書く、しかもそれは提出したら終わり。その様なレベルしか訓練されていなかった。このような基礎的スキルでは、大学のレポートを書くことは苦痛でしかなかった。
 極端に言えば、文字を多く書くことによる手の疲れ、これに対する対応力もなかった。私たちは、小学校で教科書を書き写したり、同じ漢字を何回も書く宿題をさせられている。これで少しは訓練になったと思う。しかし、今はこれすらもなくなったと聞く。このような、筋肉の訓練レベルすら配慮せずに、レポートが書けない、などと言うのは間違っているのではないか?
 もう一つ言えば、高校時代の教師が言っていたが、「すべての分野の予習をしていたら、寝る暇などないはずだ」と言う風に、各学科ごとの課題は、他分野を気にせず重荷として課せられていた。このような状況で、生徒の方も「要領よくこなす」癖がつくのも当然である。
 このような全体を見て、コピペ問題を考えるのが、行政の役割ではなかろうか?

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