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2014年7月18日 (金)

STAP細胞関連で思うこと

 STAP細胞と小保方晴子氏に関して、色々と考えていることがあり、まだ完全にはまとまっていないが、書き残しておく。
 まず、一つはネット社会の活用である。今回の「STAP論文」に関しては、ネット上の検証機能と言う部分は、良く働いたと思う。但し、これを『集合知』の発揮と言うには、少し抵抗がある。つまり、
  「責難は成亊に非ず」
と言う観点での議論である。確かに、見解の分かれる点ではあるが、STAP細胞に関しては、何らかの新しい現象が、発生している可能性は捨てきれない。
 ここで、『集合知』として成果を出すには、「STAP現象」を説明する、遺伝子などの上での説明仮説を提示し、皆で育てる等の行為があってもよいのではと思う。現状の理論的知識で、説明がつかない現象がある。そのためには、今まで変化しなかったものが変化する。または、これ以上分けられないと持っていたものが実はさらに細かいモノに分かれる。または、従来独立と思っていたものの間に、何らかの相互関係が成立する。
 このような仮説を提唱し、それを皆で育てる。このような、ネットの使い方があってもよいのではと思う。
 ここでもう一つ大切なことがある。STAPに関して、京大の山中教授が言った
  「若い研究者は未熟」
と言うことである。これは、今回の小保方さんの件で、実験の管理・記録やその報告と言う面では明らかになった。しかし、もっと別の面での未熟さがある。それは理論構築などの側面である。先ほど書いたような仮説は、ネット上でブレーンストーミングでも行えば、大部分は、単なる思い付きで育てる価値のない仮説となる。しかし、若い意見というものも、未熟であることがある。
 昔、湯川秀樹博士が来日した、ボーアに対して、中間子の話をしようとして、
 「これ以上の分割を求めるのか」
と一蹴された。この時何ら反論もできなかった。
 これも、未熟な研究者の意見が取り上げられなかった一例だろう。
 しかし、今のネットの上で、色々な意見が公開できる余地がある。
 その上で、育てられる仮説を見出し、育てると言うことも、集合知の発揮として、あってもよいのではないかと思う。

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