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2014年7月 8日 (火)

広い視野で考える(コピペ問題を例として)

 ものごとを、広い観点から見て、考えることは大切である。これは、一般論としては多くの人が認めているだろう。しかし実行されることは少ない。逆に、広く見ていると言うことは、上っ面だけの議論となることも多い。
 現実の問題を解決するためには、広い視野での検討と、深く突っ込んだ検討の両面が必要である。
 例えば、大学のレポートや論文の「コピペ」問題を考えて見よう。これは、一つの大学だけの問題ではない。多くの大学が悩んでいる問題である。そうすると、共通的に見る部門として、文部科学省が出てくる。例えば、文部科学省主導で、科学教育や科学哲学の学界に、コピペの弊害をまとめさせて、各大学に配布する。このような動きがあってもよいのでと思う。
 さて、ここで文部科学省の問題と言ったが、コピペ問題はもっと大きな問題に絡んでいる。まず厚生労働省に登場してもらおう。学生の就職成功は、厚労省の一つの課題のはずである。しかしながら、コピペだけで、本当の実力がついていない学生を、選択眼のある企業は採用するであろうか。もっと言えば、コピペだけで努力せずに、要領よく退位を取得した人間は、企業で訓練しても伸びるであろうか?この観点では、正社員として育成する価値のない学生は、就職口は、マニュアル通りの仕事しかできない、非正規雇用になってくる。
 次に、経済産業省の問題として考えて見よう。このような学生が多くなってくると、どうしても総合職として採用しても、指示待ちで自分で考えない人間が増えてくる。すると、企業としての競争力が低下してくる。このように考えると、経済産業省の問題でもある。
 更に、もう一度厚生労働省の問題に戻ってみよう。実は、コピペで要領よく、上手く世を渡った人間も、企業内で出世すると、いつかは自分で問題を解決しないといけない羽目になる。そこでできない、上下に挟まれて追及される、という事態になる。ここで少なくない人間は、鬱病になる。この対策も、厚生労働省の責任範疇であろう。
 このように物事を広く考え、しかも真剣に解決を求める人財が、わが国には必要である。
 どこやらの元首相のように、『官僚が考える』と無責任な放言を行っていると、何も解決しないように思う。

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