ご縁のあった人たち

無料ブログはココログ

« 日本の文系の学問の有効性 | トップページ | 学者の優位性を紹介する »

2014年8月 4日 (月)

STAP細胞仮説が成立したら

 STAP細胞に関しては、小保方晴子氏の再現実験待ちの状況である。私は、この再現実験で、何者かが出てくると思っている。確かに、STAP仮説自体の成立には、まだ疑問の余地があっても、彼女の実験により、別の成果が出る可能性もある。
 さて、この成果がどのような影響を及ぼすか、少し思考実験してみた。
 まず、外圧の状況である。ハーバードのバカンティ教授たちは、この成果を大々的に発表するであろう。そして、その影響は国内にも及んでくる。特に、小保方氏を加えた再現実験に関しては、国内の学界などの有力者が、反対声明を出していたのに、文部科学大臣の政治的圧力もあって、再現実験が行われた経緯がある。このことに関しては、文部科学大臣を含め政府関係者は十分認識した上で、種々の行動が行われるであろう。
 まず政府関係でできることは、表彰等である。当然上記経緯があるから、かなり上のランクの表彰になるだろう。特に、ノーベル賞がらみとなれば、文化勲章も射程に入ってくる。
 さて、ここで学界や大学の動きが、注目される。まだ、現在では結果が出ていないが、早稲田大学が、小保方氏の学位を取り消したとしよう。そこで、小保方氏が文化勲章候補になった時、「早稲田大学が学位を取り消した」と言う経歴が紹介されて、大学の立場はあるのだろうか?

 実は、この問題は、もっと本質的なものがある。実は、日本の一部の学界の体質には、研究結果ではなく、研究者の方の評価が重要と言う面がある。今回の学界の多くの発言の主旨は、

研究記録や論文の書き方もまともでできない、小保方晴子の成果は認めることはできない。

である。これは、理研のポストと研究費配分と言う問題も絡んでいるが、要するに研究者として認めた人間以外の成果は、認められないという体質である。

 しかしこれは、分野や国を越えると、

結果をしっかり評価する。例え子どもの発見でも認める。

と言う文明が押し寄せてくる。

 さらにこれと関連して、

学問の世界に政治が口出しするな

と言う言い方が出てくる。この話は、「学問を政治の道具にするな」と言う面では、守るべきであるが、上記の「素人が口出しするな」に関しては、反論の余地がある。

 さて、このような閉鎖社会に、外圧がかかる時、学問の世界、研究の世界はどうあるべきだろうか。ここであるべき姿を、科学哲学者たちから提案してもらいたいと思うのだが、いかがであろう。

« 日本の文系の学問の有効性 | トップページ | 学者の優位性を紹介する »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: STAP細胞仮説が成立したら:

« 日本の文系の学問の有効性 | トップページ | 学者の優位性を紹介する »