システム工学の中の信頼性の役割
近頃考えていることに、世の中に存在するものは、ある程度の安定性を持ったもの、と言う着眼点がある。言い換えると、世の中には色々な可能性があるが、不安定なものはすぐにつぶれていくという話である。
ワットが蒸気機関を実用化したのも、制御機能の発明が大きな役割をしている。ライト兄弟の飛行機の実現においても、彼らの飛行制御の技が、大きな意味を持っていた。
今でも、電力自由化と言っているが、電力系統の安定化が、大きな意味を持つ。この制御の力を持つ者が新規参入後も生き残るであろう。
さて、昔システム工学の教科書を読むとき、システムの信頼性と言う一項があった。これは、大規模システムでは、信頼性への配慮が重要だからと考えていた。しかし、もうっと深読みすれば、システムとして、存在する可能性があるモノは、ある程度の安定性がないといけない。このためには、信頼性の配慮が必要条件ではないかと思う。
更に、新規提案を潰すには、信頼性の話が大きい。このような時、どのようなトラブルがお起こる。このような、抵抗勢力の発言に対しても信頼性の配慮が重要ではないかと思う。
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