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2014年10月 9日 (木)

小保方晴子氏の論文について

 先般の、早稲田大学の小保方晴子氏の学位論文に関する処理は、歯切れが悪いものとなった。しかし、現実的に考えれば、これぐらいしかないのかなとも思う。実際、この後の展開に重大かつ不確定な要素がある。つまり、STAPの再現に成功した場合には、世論は一気に小保方側に傾く。そして、もし論文取り消しなどしていたら、早稲田大学も攻撃の標的になるだろう。
 一方、STAP再現が失敗した場合には、学会側などから、早稲田に対するいじめが起こることも予想される。従って、今の形で時間稼ぎと言うのは、政治的判断としては、仕方ないと思う。

 さて、私なりに今後の展開をシミュレーションしてみた。
ケース1:私はこれを願っている
 STAP細胞の再現に成功した場合
 この場合には、世論の後押しもあり、小保方氏の学位を認める方向で、早稲田も動くであろう。
 しかし、私はこれに関して、少し異論をとなえたい。確かに今回の小保方氏の学位論文は、色々とケチのついた論文である。そこで、早稲田大学の、本物の指導者が力を合わせて、彼女の研究に理論的な基礎付けを加えさせる。このような形で、実験と理論の完結する形での完成度の高い論文を再度つくらせる。
 ここまでやって、本当の指導だと思う。論文の形式を教えるなど、大学初年の国語の勉強などでは、さみしすぎる。

ケース2:私はこれが確率が高いとみている
 STAP細胞ではないが、小保方実験で、とんでもない新発見が出る。
 笹井・若山両氏が、「何か変なことが起こっている」と、別々に言っている。笹井氏は、「STAP仮説が一番説明できる。」と言っていたが、それ以外の可能性もある。
 この場合には、小保方氏の功績は微妙なものになる。発見者としての功績はあるが、見立て違いであるため、研究としての成果として言いにくい。
 しかし、ここでもきちんと理論説明を行うだけの体制立て直しをすれば、学位に値するだけの論文にすることはできるであろう。
 小保方氏に今まで関連してきた方々の、本当の指導力に期待したい。

なお、私は捏造説に関しては、否定的である。この理由は今まで書いているので、いまさら書かない。ただ、少し不思議に思うのは、昔は、理研の某氏が、小保方氏立会いのもとに再現したといっていたのが、どこかに消えた。これが気になる。

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コメント

このblogの方がバックナンバー含め詳細に分析されており、
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15907294.html

"「科学者らしからぬ激情に囚われて、小保方氏のミスに乗じて、提起されている疑問や科学的可能性を何ら検証しようとせずに、従前の固定観念、常識に囚われて、未知の可能性の解明努力を何らしようとしないままに、誇大妄想狂とのレッテルを貼って葬り去ろうとした日本の科学界」

ということの方ではないか? という気がします。"
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15782886.html
の中で、まだ
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15780668.html
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/15872283.html
"セル誌でのインタビューと、自ら注入した際の上記記事の経験との整合性を取れる説明"
について整合的解釈が釈然としませんしね。

Inoue様
何時もありがとうございます。
ご指摘のブログ、確かにもっともです。
ノーベル賞の話とも微妙に絡みますが
日本の生命科学は学会側が危なくなる
可能性もありますね。

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