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2014年11月 8日 (土)

現在の技術環境での思考方法の変化

 先日、EXCELの使い方と言うことで、少し書いた。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/excel.html
 その後もう少し考えて見たが、技術の進歩による仕事の変化と言う、大きな枠で議論する必要があると解った。まず小さなところでは、デジカメの活用を考えて見よう。1990年代までなら、機械がトラブルを起こしたら、その報告書には概要図を書き、その上での説明を書くのが通常の形式であった。一方、現在ならデジカメの写真を入れて、それに説明を付加している。
 ここで大切なことは、自分で概要図を書く場合には、必要最低限の情報を選別して、書くが、デジカメだと、すべての情報が入り込むのである。つまり、説明を考えた情報選別をし、その上で説明するという、2段階の手続きが、デジカメ画面での説明と言う、一段階になってしまった。
 このような、説明のためのブロック図などを考える段階は、一見無駄に見えるかもしれないが、考え方を整理するためには、有効な段階である。色々な仮説を考え、その中で有効なものを選び出す。そうした抽象的な理論関係を、現実の物に適用することでモデル化していく。こうして、モデル化しておけば、その知識は一般化し、応用する時にも有効に使える。
 しかしながら、現実の複雑さをそのまま持った、デジカメ写真の画面に、いきなり説明を加えるときには、この一般化した思考が表に出なくなる可能性がある。

 もう一つの例は、ビッグデータの活用である。この場合にも、モデル化や、仮説の介入なしにいきなり現実のデータを処理し、情報を抽出しようとする。確かに見えるものはあるが、その理由まで踏み込む作業が、もう一つ必要と思う。そのためにも、仮説を立て、それを実現するモデルを作り、現実データと突き合わせる努力が必要である。

 この話は、EXCELのシミュレーションでも同じである。パソコン上で得た結果を、どのように説明するか。ここにこそ総合職としての能力が必要である。大学などの教育を、このような場で生かしてほしいモノである。

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