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2014年12月 8日 (月)

技術経営について考えて見た

 先日日経ビジネス11/24号に
  「盛る」生産革命で日本一人負け
と言う興味深い記事があった。ここでは3Dプリンタ発想を、金属に対して用いることで、従来なら削り出して成型していたものも、3Dプリンタの要領で

レーザー光線が金属粉を焼き付け、溶かしながら積層し、成形する

手段で製品を作っていく手法を紹介していた。確かにこのような手段で作れば、金属の無駄は無いし、造形上の自由度も増える。例えば中空構造なども積極的に使える。
 しかしこの記事では、設備投資などの問題で、まだこの技術が日本では普及していないことを、問題視していた。確かにGEなどが目を付けた技術であるので、無視はできないと思う。

 さてここで、技術経営の立場で、このような新技術に対してどう対応するか少し考えて見た。少し単純化しすぎた言い方であるが、経営には先を見通す力が必要である。そこで今回の新技術に対して、経営的に考えるべきことを挙げてみよう。
 一つは、この市場の可能性である。特に従来手法でできないような新製品の可能性がある。もう一つは、コスト面での改善可能性である。
 さて、経営の予測には、良い話だけでは駄目である。どのような危険があり、それをどう回避するかが、検討されなければならない。この面で考えると、やはり新手法であるため、信頼性の観点からの不安が残る。特に、経年変化に関する不安がある。このような危険予知も、経営者としてはしっかり行わないといけない。

 そしてもう一つ、信頼性に関しても戦略的な対応がある。具体的に言うと、信頼性に不安があるなら、壊れても被害の少ない部分から導入するという手法である。そして、実績を積むことで、導入範囲を広げていく。これこそ技術的な経営戦略だと思う。このようなセンスを技術経営として磨いてほしい。

 なお、信頼性の検討に関しては、もう少し突っ込んだ話を明日書きたい。

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