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2014年12月14日 (日)

科学の全体を見る立場はどこにあるのか

 文部科学省の
 「科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-(暫定版)」(日本学術振興会)
 http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fusei/1353972.htm
 をちらっとであるが見てみた。
 確かにお説もっともと言う感じである。

 しかし、これを見て少し違和感を感じた。これをもう少し突っ込むと、

   

「科学者のあるべき姿」を検討する、専門家は誰か?

という問題が見えてきた。つまり、各分野の大御所を集めて、「科学者のあるべき姿」と言うご高説をまとめるので、本当にあるべき姿が出るのであろうか?

 私の考えでは、科学哲学等の立場で、もっと専門的に科学者のあるべき姿を、きちんと議論する人がいるべきではないかと思う。カントなどが言っているように、全ての学問の基礎にある哲学と言う立場なら、全ての学問のあるべき姿に発言する資格があるはずである。このような、科学者のあるべき姿を考える、哲学者と言う立場は、出てこないのかと思った。または、それを認めない学者世界というものがあるのだろうか?

 これと関連して、昔は多くの大学にあった、教養課程が今は少なくなっている。このような教養課程に、学者のあるべき姿を育てるという、専門性を与えるのは如何なものであろうか?
 東大には、村上陽一郎先生等のしかるべき方が、教養学部から科学哲学の目で、学者のあるべき姿、科学のあるべき姿を発信した伝統があった。このような動きをもっと、出してほしいと思う。
 そのような議論がきちんとできていれば、
   「あの顔が気に入らない」
と研究者を罵倒するような大家の発言なども、少しはセーブされるのではないかと思う。

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