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2014年12月13日 (土)

教科書がいけないのか使い方か

 日本の教科書は、多くの知識を短くまとめて、一般的な基礎として教えるための優れた道具である。明治以降の西洋文明キャッチアップに関して、このような学校教育制度、特に教科書が果たした役割は大きい。
 しかしながら、このブログでも何回も書いたが、教科書の弊害もある。
http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-b541.html
http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-9d5a.html

 そこでもう少し考えて見た。本当に教科書が悪いのだろうか。以下の日経BPのHPにある一幕が一つの答えをくれた。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141208/274886/?n_cid=nbpnbo_top_updt
つまり教科書よりそれを使う教育制度、特にテストのやり方の問題である。
一寸長いが、とても面白いので引用する。

増田:世界史にはギリシャ問題もあります。

池上:そのギリシャ問題とは、もちろん、経済の問題ではないですよね。

増田:はい、表記の問題です。中学校では、アテネが首都の国をギリシャと習います。ところが、高校では、たとえば山川の世界史では、ギリシアと教えます。

池上:ャがアになるんですね。

成毛:山川の世界史を使っている高校で、テストで答えに「ギリシャ」って書いたら×ですか。

増田:ナンセンスですよね。でも、教科書をしっかり読み込んでいる生徒は「ギリシア」と書けます。それが点数の差になって、ひいては内申書の差にもなります。そう言われると、「ギリシャ」でもいいと貫けなくなります。

これは、笑える話ではない。もう一つの昔話では、旧日本海軍の演習で、山口多門が、相手の攻撃をかわしながら、反撃して大成果を上げた時の伝説がある。

 「海軍の教範には敵から逃げるとは書いていない。
 お前の行動は間違っている。」

と言う風に叱責されたということである。

 教科書は単なる道具、それに魂を入れる教育者のレベルが問題ではないかと思う。

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 昨日書いた、日本の上下関係に関しては、一つは教科書依存の教育制度があると思う。 [続きを読む]

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