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2015年3月17日 (火)

多様な世界観を使いこなすことができる人間の条件である

Hyouzanm
 仕事のできる条件として、単なる知識やスキルだけでないものがある。これを、上記の氷山モデルはうまく表している。
 さらに、知識の使い方を図示すれば、以下のような階層構造で考えると解りやすい。
Chisiki
 さて、この水面下の部分であるが、これを一つと考えるか、切換えることができると考えるかで、もう一つの見方が出てくる。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150312/278600/?rt=nocnt
 田坂広志多摩大学大学院教授は上記のHPで、多重人格と言う表現を行った。
 これは、私も色々な所で経験したことがある。例えば、若いときには、ソフト系の会社で出向していた時、会社PRも兼ねて学会発表も少し行った。その時には、学会向けのきちんとした論理で議論するようにふるまおうとしたし、会社で実務をこなす時には、泥臭く地道な作業を重視した。また会社での議論では、論理性よりもわかりやすさを重視し、例え話などを用いるようにした。
 このような、切換えは、上記の氷山モデルの水面下の部分で行われている。従って、意識できていないことも少なくないが、実質これが上手にできる人間が、会社の中で多くの成果を出している。
 さて、日本企業は、従来は均質性を重視していた。これは、新入社員はできるだけ寮に入れ、公私ともに会社の人間関係につかりながら、育つような仕組みとも関係している。いわゆる『体育会系の男社会』である。このようにした、均一の価値観の伝承があるが、それでも管理職などともなれば、考え方を変えることが必要になる。逆に言えば、管理職ともなれば、複数の人格を使い分けると言うことが、期待されているというのが、上記田坂教授の意見である。
 私は、多重人格とまではいかないが、価値観のレベルまでは、切換えることは必要だと思う。そしてこれは、管理職だけでなく、若いうちから心がける必要が出てきたと考える。現在のように雇用の多様化が進むと、色々な世界観、価値観を持った人間御共同作業が出てくる。その時、仕事に必要な世界観、価値観を共有し、その範囲で合意しながら、仕事を進めることが必要になってくると思う。
 他人が別の価値観、世界観を持っている。そのことを認めた上で、仕事で必要な物に同意して、協力することが大切だと思う。
 特に、就活から新入社員の段階では、学校的世界観・価値観からの切り替えが重要である。学校的勉強を続けるなら、それは自分の自由時間を使って行うべきであり、会社的な価値観とは別のものであることを知らないといけない。

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