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2015年3月22日 (日)

本当の自分を見つけるには

 昨日は、周囲との関わりに影響される自分と言うものを考えて、「本当の自分」と言うものを、見つけるのは難しいと書いた。しかし、これを行う方法もあると思う。
 一つの切り口は、自分の中に、客観的に周囲との対応を見る、第3の立場を作ることである。そして、相手や周辺からの影響を受けて、自分がどのように対応しているか見る。そのようにして見ていくと、周囲により変わる部分、変わらない部分が見えてくる。さらに自分がどのような価値観で、周囲からの影響を受けているかが見えるようになる。
 このような客観視が一つの切り口になると思う。しかしここで注意すべきことがある。個人の行動は、相手の人の影響を受けて変化するのは、上記の観察で明らかになるだろう。一方、その行動を観察している目を意識することで、またもや行動が変化してくるのである。量子力学の不確定性原理ではないが、観察と言う行動は必ず影響を及ぼす。これは、文化人類学者のフィールドワークでもよく言われている現象である。
 さてこの対策はどのようにしたらよいだろう。この観察者の影響をさらに観察する「より上位の観察者」を設定すべきであろうか。これは無限につづくのであろうか?
 私は、これが収束すると考えている。仏教思想に「依止」と言う言葉がある。因縁の係わりによる依存関係が、終止する段階である。西洋文明の用語でいえば「収束」が一番近いだろう。天台思想の円頓止観もこれが前提になっていると思う。
 現実には、第3者的観察が大部分であり、その影響を時々反省するぐらいで、実質的な評価はできると思う。このように考えると、ある程度の自己像はできるという見方もある。ただそれが変化することも知っておくべきであろう。

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