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2015年3月27日 (金)

女性活用論から見えてくるもの(知の独占が崩れる話)

 女性の働き方に関して、日経BPのHPで、私が今まで言っていたことが出てきた。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150316/278781/?P=6&mds

 「男なら、下の世代に背中を見せながら仕事をするというのは当たり前のこと。でもリーダー経験の少なかった女性にとっては、そうした発想がなかったことに、はっとした」

つまり、男性社員では、先輩後輩の個人的な付き合いなども含めて、多面的な伝承が行われている。しかし女性社員ではこの機会が少ない。言い換えると、会社勤務時間内での、明文化した規則による伝承程度しか、先輩の智慧を受けていない。
 このことについては、弊ブログの以下の記事からの一連でも取り上げている。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-d4a2.html

 このような、暗黙的な伝承を、文書化して明示化することが、女性だけでなく、多国籍化するときには、必要条件となる。

 さて、今回はこの話に関連して、別の切り口で考えて見た。特に子育て中の社員を困らせる問題に、長時間労働がある。この一つの原因は、個人の仕事の抱え込みがある。
  「この仕事はXXでないとできない」
このような話で、一人の人間に大きな負荷がかかることがある。さて、もう一歩踏み込んでみよう。
 実は、このような個人での仕事の抱え込みは、本人が無意識的にでも選んだ結果と言うことも少なくない。言い換えると、
  「他の人間が知らないことを自分が知っている。」
と言うことだけが、彼の存在価値と言う状況である。つまり、これを知られたら、彼の会社での地位は奪われてしまう。このような恐怖からの抱え込み、と言う状況が発生する場合がある。この問題は、智慧の使い方での差別化を、きちんと理解させていない今の日本社会に解決責任があると思う。
 少なくとも総合職は、知識の有無でなく、智慧の有無で勝負すべき時期が来ている。
 暗号の世界でも、秘密鍵暗号より、公開鍵暗号が使われるようになった。洋書の原書を買い占めて、日本での権威を維持した大学教授の話も、昭和の時代には残っていた。しかし、今のようにネット化し、検索すればすぐ情報が手に入る時代に、
  「私だけが知っている」
が通用すると考えるのは間違っている。
  「私だけが使える」
これが差別化だと思う。

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