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2015年6月30日 (火)

戦後保守の堕落について

 先日の自民党勉強会騒動に於いて、もう少し深堀するべき事項がある。

長尾敬衆院議員(比例近畿ブロック、当選2回)

 沖縄の特殊なメディア構造を作ってしまったのは戦後保守の堕落だ。沖縄タイムスと琉球新報の牙城の中で、沖縄世論のゆがみ方をどうただすか。

http://mainichi.jp/select/news/20150628k0000m010056000c.htmlから引用。

 この発言は、もう少し冷静に考えると、保守勢力の本当の反省材料として、深いものがあると思う。これは沖縄だけの問題ではない。原発立地での反対運動などでも、反対勢力の声が大きく、賛成派の声など報道されなかったではないか。もっと言えば、小泉訪朝までは、北朝鮮の拉致問題を取り上げれば、どれほど「右翼」と叩かれたか、それに対し自民党はどこまで動いたか、しっかりと考えて欲しい。

 私は、このような構造を作ったのは、1950年代の吉田茂などの保守勢力だと思う。このブログでは何度も書いたが、米国を
   「日本が共産化したら危ない」
と脅して、援助させる。一方、安保体制でも、資本主義陣営の軍事作戦に、できるだけ巻き込まれないようにする。このような美味しいところを取るための、ぎりぎりの作戦として、論壇では社会主義・共産主義が強いが、何とか政治の力で資本主義陣営に食い止めている、と言う図式を作っていた。

 従って、保守側の陣営は、あまりしゃべらなくなっていた。その代り、「金のばら蒔き」はよく行っていた。ただ、戦後のある世代までは、マスコミ向けではしゃべらないけれど考えている政治家が多かった。従って、色々な人を、いざとなれば、ひざ詰め談判で説得する力が在った。

 しかし、今や多くの政治家が堕落したといわれても仕方ない状況がある。自民党の某有力政治家が、大臣として
 「結局金目」
と言う発言をしたことが在った。このように、まともな議論ができなくなったのが、保守の堕落と言うなら、今回引用した発言の意味は大きい。

 確かに、冷戦体制崩壊後の日本の保守のあり方については、もっと議論があってしかるべきだったと思う。

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