問題演習の大学での付加価値
大学で学ぶとき、問題演習にも、高校などとの違いを考える必要がある。
つまり、工業高校や商業高校の問題演習は、その計算自体ができるようにするための、問題演習である。例えば、帳票の計算で、縦横の関係や、関連項目の一致などがきちんとできるようにするのが、高校の演習である。
一方、大学の演習は、実務能力より、考える材料である。
特に計算問題なら、なぜこの式で計算するのか、なぜこの項目は、どこそこの項目と関係するのか、そのような意味を考えるのが演習の目的である。
この部分が、きちんと大学から発信できていないから、大学で『会計ソフトの使い方を学べ』などと言われるようになってしまう。
考えることを教える。その大切さを教える。これが本当の大学教育だと思う。
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