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2015年8月 1日 (土)

この国の精神面の流れ(教育効果はなぜ)

 先ほど書いた、国民性は、教育効果と言う面で考えることができる。
  まず、江戸時代を考えてみる。江戸時代の特徴は、現在の平和憲法に相当する、生類憐みの令等の世界である。この時代の特徴は、仏教の各宗派間の争いを排除したことであるさらに檀家制度などで、寺が幕府の統治機構に組み入れられている。これにより、仏教各宗派の、信者獲得のための競争と言うものもなくなっている。
 さて、この時代の仏教は大乗仏教である。この教えの共通点は、華厳の教えでは「あるべきようは」、天台の教えでは「円頓止観」、そして真言宗では「即身成仏」と、仏の境地に到達できる可能性を示しているにある。しかも大乗と言うことで、自分達庶民は到達できないが、偉い方ならすべてを知っている。この信仰があるから、偉い人の言うことには従う流れは自然に出来ている。キリスト教の、神の世界、真実の世界は到達不可能、と言う信仰と根本的に違っている。
 一方、無住心剣や雲弘流の殺人の剣も、武士の立場として、あるべき姿と考えれば納得性は高い。この時に、恐怖心を排除するために、禅が使われたこともある。

 さて、明治維新以降は、西洋文明と言う要素が入ったが、和魂洋才と言う言葉がある通り、真実は誰かが知っているという信仰が無意識的に生きている。さらに、学校制度が整備され、教科書で、すべてを網羅するという信じ方になっている。西洋文明は、当時としては日本文明を越えており、しかも色々な技術が実用化したことで、有効性も確認できている。つまり全体像ができている。
 もう一つ言えば、日本人は中華文明を吸収して、律令制度を作ったように、継受法で法体系を作ることにもたけている。ただし、軍事的な行動に関しては、西南戦争の反省もあり、精神的バックボーンが必要と言うことで、国家神道による、「天皇陛下の赤子」と言う発想ができてきた。

 このような思想体系で、第2次大戦まで来たが、敗戦により、一気に手のひら返しとなったのは、このようなお上の指示に従う前提だったからだと思う。教育勅語による教科書を、マッカーサー様の指示による教科書に置き換える。(一部はマルクス様などもいるらしい・・・)
 このように考えると、少し見えてくるのではないかと思う。

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