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2015年8月10日 (月)

権力を持つ時に考える

 権力を持つと、人は堕落するという。これは、少なからず事例がある。しかし、なぜこのようなことが起こるか、踏み込んで考える人は、少なくなる。「権力者=悪人」と言う、単純な左翼的発想だけでは、物事は進まない。
 一つの切り口は、反省と言う言葉である。もう一つ言えば、批判を受ける機会である。権力者に対して、「悪い」と直言する人は少なくなる。情報を干される状況であり、自分を振り返ることが少なくなる。更に追従者が増えることは、これをもっと悪くする。
 もう一つの切り口は、権力の使い方を知らないということである。本来権力を与えられるときは、その権力によって、自分を含めて影響下の人々にとって、善くなるようにすることが、一つの目的であるはずである。このためには、権力者には、「何が良い」と言う方向付けを示すことが大切である。そして、自分の指導で、それを実現させたり、支配下の人間にそれを実現させることが、権力の正しい使い方である。
 このような、具体的な動き方、権力の在り方を考えずに、単に立場として権力を持った人間は、支配下の人間を圧力で抑えるしか能力がない状況になる。これが、権力悪役論の実態になると思う。
 交流分析で言うなら、CP(管理的親)-AC(従順な子)と言う関係しか、考えられない人間である。確かに組織としての管理は必要である。しかし、相手も人間と考えるNP(優しい親)-FC(自由な子)と言う関係も必要だし、裏側には互いを認めるA-A(成人)関係も必要である。成人関係なら、権力の使い方についてきちんと議論ができる。この要素が無くなっているから、権力はおかしくなっていくと思う。

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