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2015年8月 9日 (日)

東芝の不正報告について(深読み)

 東芝の利益数値操作事件であるが、もう少し踏み込んで考えてみた。
 「チャレンジ」
と言う一言で、利益の生み出しと言うか、報告数値の変更が行われた実情が、報道されている。
 ここで、一つの疑問が生じる。経営トップたるものが、単純な数値のごまかしだけで、利益が出た信じたのだろうか。しかも継続的に、その操作が行われている。これを信じるほど、無能な経営者だったのか?それともとことんだます、極悪人だったのだろうか?

 ここで、もう一つの可能性がある。会社の組織が、分割されて、管理権限が下に行くほど、営業利益の処理の権限も下に降りる。つまり、利益を利益とするか、将来のための投資に回すか、この裁量が下位の管理者に任されてくる。この段階で、色々な開発投資をしたり、設備投資などを行うことがある。例えば、将来の受注予測のできる案件に対して、先行開発的に試作をしてみる。このようなことは裁量範囲になる。そして、この先行開発の知見を上手く使うことで、業務効率化を図り、実際の受注時には、世間相場より安い原価で物を作ることができる。そこで出た利益を、次の先行投資に回す。
 このような先行投資の資金を、埋蔵金と見て、経営トップから、緊急事態には召し上げる。これは、経営判断の一つである。
 「今日の飯が食えないのに、将来のことを言うな」
この判断で、開発案件を止めて、その費用から利益を上積みする。これを、チャレンジと思っている、経営者がいたのではないかと思う。
 このような構造にも踏み込んで追求してほしい。

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