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2015年9月20日 (日)

本当の反省から得られるもの

 「元少年A」の本等を見て、本当に自分の罪と向き合っていないと感じた。これは、少年院の制度的な問題もある。これについては、前にもこのブログで、本当の内観療法を行った時の解決についてシミュレーションしてみた。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-22b4.html
 これについて、もう少し宗教面で考えてみた。例えば、真言宗の金剛界曼荼羅は、自分の心の成長を示すものでもある。この曼荼羅は、九つのブロック(会)に分かれているが、修行者が最初に入る二つの会は、降三世三昧耶会と降三世会である。ここは、降三世明王と言う恐ろしい明王様の力を、象徴している。この明王様は、世界の主の大自在天とその妃を踏みつけている。
 私の感じたこの明王様の力は、自分の心の卑怯な面を、ゆるさない力があるように思う。
  「こうなったのは~~のせいだ。自分は被害者の一人だ。」
このような言い訳を許さない、そのような心を踏みつけ押さえるのが、この明王の力だと思う。
 一方、このような厳しさに、自分の心が破壊されそうなとき、救いを示すのが、次の理趣会である。暖かい菩薩の救いを感じることで、自らの罪に向き合いながらも救いを感じる。その後は、そのようなすべての力の源である、大日如来の力が自分にもあることを感じていく六会があるが、最初の自らの罪に向き合い、真に反省した時の救い、これが大切だと思う。
 しかし、このような真の反省は、難しいものがある。もう少し踏み込めば、常に物事を自分の問題とし、深く考えているから、このような反省が出てくるのである。今回の安保法制に対して、反対しているのが、
   「戦争法案」と言うのを、ネット上で見たから反対
と言うだけでは、間違っていたとしても、
   「ネット上の情報に騙された」
と言うだけである。

 このような、あまり考えずに行動し、
   「私たちは被害者」
と言う風に立ち回った人は、戦後に多数いたことを指摘しておく。更に、学者やマスコミの中にも、戦争賛成で扇動したが、戦後は戦争反対と言い、「戦犯の責任追求」等を熱心に行うことで、追求側に回って自分たちの地位を保持した人も少なくない。
 このような人は、地獄に落ちても、自分の責任ではないと逃げるので、結局修行にならないと思う。

 もっとも、戦後日本を考えると、本当に戦争加担者を全て処罰したら、国が成りたたなかった。お互いが殺し合う内戦状態や、経済復興が大きく遅れることになったと思う。
 ただし、戦後50年ぐらいに、きちんと歴史的な検証は行うべきだったと思う。

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