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2015年10月 5日 (月)

日本で『陰謀論』が流行る理由

 我が国では、「XXの陰謀」という話をよく聞く。この理由について、少し思いついたことがあるので、忘れないうちに書いておく。
 まず、歴史的に考えてみると、幕末の開国から明治維新の、対外諸国との付き合いでは、相手側が知っている話を、自分たちが知らなかったために損をしたということは、少なからずある。例えば、金銀の交換レートである。このような経験から、「知らない人間は損をする」
「相手の陰謀にはめられた」と言う経験が刷り込まれている。この経験を利用し、明治の教育推進が行われた。皆が、「文字を読めない人間は損をする」と言うことで、学校に通うようになった。
 しかも日露戦争などでも、実際はぎりぎりの勝利、国力は限界だったのに、民衆に対しては「まだまだ戦える」とばかり煽る報道などが多かった。これも、「陰謀に載せられた大衆」と言えるであろう。
 更に、第2次大戦後は、「軍部の陰謀で戦争になった」と言うことになる。実際、満州事変などは、一部の『陰謀』と言うべきだろう。更にマルクス主義史観などでは、支配者や資本家が陰謀を働いている、という解釈が出てくる。ここまで積み上げれば、日本人が、「陰謀の裏情報を取れば得をする」と言うことで、飛びつきやすくなるのもわかる。

 しかし、実際は、そこまで行かないことも多い。特にあるテレビ番組であった

「アメリカはそこまで賢くない」
「アメリカにとって田中角栄当時の日本はそれほど重視していない」

と言う言葉は、「アメリカ陰謀説」の反論として、かなり納得してしまった。我々が考え過ぎだったということである。

 ただし、ロッキード事件に関して言えば、「田中角栄の賄賂受け取り」と言う事実はあった。しかし、それを受けて、日本国内の多くの政治家が、アメリカ様のご意向をを勝手に忖度し、
 「日中国交を勝手にした田中角栄はアメリカの逆鱗に触れた」
と、徹底してたたいた傾向はある。
 つまりアメリカの陰謀などではなく、日本国内の対米ごますり論者が、勝手に『空気』を作り田中角栄追い落としに走った。これを見て、一部の人間が「アメリカの陰謀」と言い出したのではないかと思う。

 どうも日本で流行る陰謀説は、このような取り巻の忖度などが原因の、自己発振が多いように思う。

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