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2015年11月20日 (金)

本質を見ないで議論するこわさ

 先日から、日本の学校教育の欠陥として、自分の力で本質を考えずに、教科書の正解のみに合わせる傾向がある点について、議論している。例えばここ
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-86b0.html
 この被害状況に関して、現在進行形の生々しい例、横浜市のマンションに始まる「杭打ち不正事件」で考えてみたい。
 これに関しては、私も色々書いている。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-a9db.html
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-0d89.html

 しかしよくよく考えてみれば、まだまだ問題点があると思う。思いつくままにもう少し書いてみた。
 まず一番大きな問題は、横浜のマンション傾斜問題である。これがここまで大きくなったのは、一つには、マンションの販売会社などの居住者の不安に対する、無神経な対応がある。つまり、「傾斜がある。不安だ。」と言う声を無視し、放置していて、結局横浜市が乗り出して、建築状況の確認と言う力を使わざるをえなくなった。その後、地形の特異性とそれに対する杭打ちの不正、そしてそのデータねつ造と言う一連の犯罪が明るみに出た。
 この話をもう少し一般化すると、販売しその後のメンテナンスなどの責任ある会社が、利用者の不満や不安を抑圧し無視する。これを繰り返すと、利用者側も、もっと強力な手段に訴えざるをえなくなり、行政手段等の手を借り、法律違反の追求と言う形で、会社と言う組織を追い詰めることになる。
 更に法律違反と言う観点で皆が注目すると、多くの所で不正が見つかり、建築業界全般への不信にまで話は広がりそうである。

 さて、ここで「なぜ杭打ちが必要か」「杭の役割は何か」等の、本質的な解説が、マスメディアで行われているのだろうか。これに対して、日経ビジネスのHPにはその試みがある、
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/111600011/111600001/?P=1
 しかし、一般向けの報道でここまで書いている記事を見たことがない。
 このような本質まで踏み込んで議論しないと、上滑りの追求だけになるのではと思う。

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コメント

今日のニュースで杭打ちが届いていないという話を観てここにたどりつきましたが、
その先の日経ビジネスのリンクが切れてしまっていますね。
本質を突き過ぎていて消されてしまったのでしょうか

コメントありがとうございます。日経BPは色々リンクを変えるので消えてしまったようですね。https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO2841643022032018000000
に関連した話がありました。

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