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2015年11月18日 (水)

本の読み方

 先日から、ちくま新書の戸田山 和久著「哲学入門」を読んでいる。この本を読みながら思ったが、この本に書いていることは、単に知識を増やすという面では、それほど役に立つものではない。
 しかし、この本を読みながら、哲学者がどのように考えているか、学問の手法を追体験すると思って読むと、色々と興味深いものを感じることができる。学問に向き合う姿勢として、一つの仮説をきちんと構図を描いて理論に育て上げる。そのためには、色々と定義をいじる必要がある。限定してきちんと理論が成立するようにする、一方広げることで一般化したり、一般的な原則と整合を取ることもある。
 このような、学ぶ姿勢は、別に講義の中で討論せずとも読書中でも身につけることができるだろう。
 しかし、今の学校教育では、哲学の教科書でも、『誰それが~~と言った』と言うレベルの話が少なくない。試験に出るのがその程度の問題なら、『なぜその話が出たのか?』などと言う、深い話は時間の無駄と言う発想になる。
 確かに、指導者頼りの高校までの教育では、この程度のことしかできないかもしれない。しかし、大学のレベルになると、自分の頭で考える訓練として、このような本の読み方を教えることも必要ではと思う。

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