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2015年12月26日 (土)

異なる世界との交渉の仕方を知っているか

 日韓の慰安婦問題について、政府間での交渉が行われるとの報道があった。この件に関して、私の見立てでは、韓国側の状況からして、交渉は不成立だと思う。この手の交渉の成立条件は、国内基盤が強く、特に他国向けの強面で売っている政府指導者がいる場合に、成立する。日本の右翼系でも
 「安倍首相が言うならしょうがない・・・」
という声が出るだろう。これは「鳩XX」では皆が満足しないということと合わせるとよくわかるだろう。しかし、相手側の朴大統領は、国民指示も最低、対外姿勢も、中国とアメリカの言いなりと、どう見ても国内を抑える力などない。また、産経新聞記者の裁判の件など、どう見ても無理筋である。それを無罪にしたことを、交渉材料に使うなど、ばかげている。

 このようにみると、日本の外交交渉力は、相手の国のことを考える能力もない、お粗末なものとしか見えない。
 さて、もう少し踏み込んでみると、世界の国々と交渉するとき、相手国の内部事情や、価値観などまで、きちんと考えないといけない。自分の価値観が、世界中で通用すると思うほうが、非常識なのである。
 例えば、我が国では
  「勤勉は善いことである」
ということは、ある程度共有できていると思う。これに関しては、ヴェーバーの「プロテスタントの倫理」に代わる「石田心学」などで、日本人の基本的な考えと、説明するのが社会学などでは多いと思う。
 しかし私は、日本の国土的環境も大きいと思う。わが国では平安時代から、「開墾すれば自分の土地」という制度があった。さらに、江戸時代でも、徳川家康の関東開拓のように、自力で農地を増やし収穫を増やす余地があった。このような世界では、「勤勉は善なり」という思想は当然のごとく定着する。
 しかし狩猟民族では、採り過ぎは他の迷惑になる。また、大陸内の国家では、勤勉は侵略に通じることもある。このように、いろいろな倫理や価値観があり、それを無視して自分の考えを押し付けることは、許されるものではない。

 なお、韓国に関しては、民族としての抑圧した過去も絡むが、これに関しては以下を見てほしい。
 http://manabizz.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-8a2f.html

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